search
  1. ChatGPTでの施主との打合せの議事録|決まったこと・宿題・変更の記録

ChatGPT

ChatGPTでの施主との打合せの議事録|決まったこと・宿題・変更の記録

編集部 読了 約7分

  • ChatGPT で議事録を作るやり方は?
  • 打合せの録音から、ChatGPT で議事録を作れる?
  • 議事録を作るプロンプトの例を知りたい

RIBA(英国王立建築家協会)の2026年の調べでは、AI を使う事務所の32%が、報告書の下書きなどに AI を使っています。施主との打合せの議事録も、ChatGPT に下書きを作らせられる書類です。

しかし、ChatGPT が録音から起こした文字には誤りが入ることがあり、誰の発言かの見分けも当てにならないことがあります。大事な所を元の録音で確かめるのは、人の仕事です。

この記事では、打合せを ChatGPT に渡す3つの方法と、決まったこと・宿題・設計の変更に分けた議事録の下書きの作り方を解説します。読むと、下書きのどこを元の録音で確かめるかも分かります。

議事録は、会議で話し合った中身や、その経過と決まったことを記録したものです。

ChatGPT の機能とプランは、2026年10月時点のものです。

施主との打合せの議事録に分けて残す3つのこと

施主との打合せの議事録に分けて残す3つのこと
施主との打合せの議事録に分けて残す3つのこと

施主との打合せの議事録は、次の3つに分けて残します。

  • 決まったこと
  • 宿題
  • 設計の変更

決まったことは、その打合せで施主と決めたことです。宿題は、次の打合せまでに誰かがすることで、誰が・何を・いつまでにを一緒に残します。

まだ決まっていないことは、宿題の欄に、誰がいつまでに決めるかと一緒に書きます。

設計の変更は、前の図面や前の打合せで決めたことから変わったことです。その打合せで変えると決めたことは、決まったことの欄でなく、この欄に変える前と後の両方を書きます。

会議の録音を要約して、決まったこと・まだ決まっていない問い・次にすることを挙げさせるのは、ChatGPT の公式の説明にも載っている使い方です。

公式の説明の「まだ決まっていない問い」と「次にすること」は、この記事の宿題の欄に当たります。

議事録を作る前に確かめる2つのこと

議事録を作る前に確かめる2つのこと
議事録を作る前に確かめる2つのこと

ChatGPT で議事録を作る前に、次の2つを確かめます。

  • 打合せを録音するなら、施主の同意を取る
  • 施主の情報を渡す前に、ChatGPT の学習の設定とプランを確かめる

録音する前に取っておくのが、施主の同意です。打合せの始めに、録音してよいかを施主に聞きます。

ChatGPT の録音の機能の公式の説明も、人を録音するときは同意を取り、その土地の法律を確かめるよう書いています。

ChatGPT の学習は、入れた会話が OpenAI の AI の改善に使われることです。設定の中の、会話をモデルの改善に使わせる項目を切ると、新しい会話は学習に使われなくなります。

会社向けの ChatGPT Business・Enterprise などのプランでは、会社のデータは初めから学習に使われません。

設定の確かめ方は「ChatGPTを使った成果物の確かめ方|建築士の責任」(準備中)で解説します。

打合せをChatGPTに渡す3つの方法

打合せをChatGPTに渡す3つの方法
打合せを ChatGPT に渡す3つの方法と、使えるプラン

打合せの中身を ChatGPT に渡す方法は、次の3つです。Windows のパソコンで無料のプランなら、1つ目の文字で渡す方法を使います。

  • メモや文字起こしを文字で渡す
  • 録音のファイルを渡す
  • Record で録音する

メモや文字起こしを文字で渡す

メモや文字起こしを文字で渡すのは、無料の Free のプランでも使える方法です。文字起こしは、録音の声を文字にしたものです。

チャットに文字を貼るか、TXT・DOCX・PDF のファイルを付けます。ほかの道具で作った文字起こしも、文字のファイルにすれば渡せます。

Free のプランでは、ファイルを付けられるのは1日3件までです。

録音のファイルを渡す

録音のファイルを渡すのは、有料のプランだけで使える方法です。WAV・MP3・M4A などの音声のファイルを付けて、文字に起こすよう頼めます。

音声のファイルは、1つ 512MB までです。とても長い録音は途中で止まることがあるので、止まったら録音を分けて付けます。

映像として扱われる MP4 や WebM のファイルは、音声のファイルとしては付けられません。

Record で録音する

Record は、会議や声のメモを録音し、文字起こしと要約を作る ChatGPT の機能です。使えるのは macOS のデスクトップのアプリだけで、Windows では使えません。

プランは Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu が対象で、1回に4時間まで録音できます。

Record がいちばん正確なのは英語で、日本語などほかの言語では精度が変わることがあります。

ChatGPTで議事録の下書きを作る

ChatGPTで議事録の下書きを作る
ChatGPT に作らせる議事録の下書きの形

議事録の下書きを作るのに ChatGPT に渡すのは、打合せの記録です。3つの欄に分けるよう頼んで、下書きにさせます。

下書きの作り方は、次の2つの手順です。

  1. 記録を渡して、打合せの前提を書く
  2. 決まったこと・宿題・設計の変更に分けさせる

記録を渡して、打合せの前提を書く

ChatGPT の新しいチャットに、文字起こしやメモを貼るか、ファイルを付けます。前の打合せの議事録があれば、それも付けてください。

設計の変更の「変える前」は、記録に出てこなければ ChatGPT には書けません。【 】の所は、打合せに合わせて書き換えます。

付けたのは、住宅の設計の【基本設計・実施設計など】の打合せの【文字起こし・メモ・録音のファイル】です。
【録音のファイルなら:まず文字に起こしてください。】
【前の打合せの議事録も付けました。(付けないときはこの行を消す)】
出たのは、施主の【人数と役割】と、設計の担当の【人数】です。

Record で録音したときは、Record が作ったメモが出たチャットに前の議事録を付けて、手順2から頼みます。手順1と2の文は、続けて1回で送ってもかまいません。

決まったこと・宿題・設計の変更に分けさせる

続けて、3つの欄に分けて、それぞれ表にするよう頼みます。

打合せの中身を、決まったこと・宿題・設計の変更の3つに分け、それぞれ表にしてください。
宿題は、誰が・何を・いつまでにの列にしてください。まだ決まっていないことも宿題に入れてください。
設計の変更は、変える前と後の列にしてください。
記録に無いことは足さないでください。

返ってきた3つの表が、議事録の下書きです。

議事録の下書きを元の録音で確かめる

議事録の下書きを元の録音で確かめる
議事録の下書きで、元の録音を聞き直す所

議事録の下書きを施主と共有するのは、元の録音やメモで確かめてからです。大事な所を元の録音で聞き直すよう、ChatGPT の公式の説明も勧めています。

聞き直すのは、金額・寸法・日付・品番などの数と、人や部屋や製品の名前と、決まったことを誰が言ったかです。施主の言ったことと設計の担当の言ったことが入れ替わると、決まったことの中身が変わります。

確かめて直した議事録は、同じチャットに貼り直して、施主に送るメールの文にまとめさせられます。

確かめて直した議事録を、施主に送るメールの文にまとめてください。
決まったことと、施主にお願いする宿題を先に書いてください。

ChatGPTの議事録の下書きを、録音で確かめてから施主と共有しよう

ChatGPTの議事録の下書きを、録音で確かめてから施主と共有しよう
ChatGPT での議事録づくりのまとめ

ChatGPT での議事録づくりは、打合せの記録を渡して下書きを作らせ、元の録音で確かめるまでがひと続きです。

この記事で解説した流れは、次の3つです。

  • 議事録を作る前に確かめる2つのこと
  • ChatGPTで議事録の下書きを作る
  • 議事録の下書きを元の録音で確かめる

次の打合せでは、施主の同意を取ってから記録し、決まったこと・宿題・設計の変更に分けた下書きを ChatGPT に作らせてみてください。

あわせて読みたい

  • 「ChatGPT Record|録音・文字起こし・要約」(準備中) — Record で打合せを録音する手順を知りたいとき
  • 「ChatGPTの音声モードと音声入力|声での会話と文字起こし」(準備中) — 声で ChatGPT に話しかけて、文字にしたいとき
  • 「ChatGPTでの施主への説明とメールの下書き|専門の言葉の言い換え・決めてほしいことの伝え方」(準備中) — 施主に送る説明の文を ChatGPT で整えたいとき
  • 「ChatGPTを使った成果物の確かめ方|建築士の責任」(準備中) — 施主の情報を渡す前の設定と、確かめる所を知りたいとき

会員登録(無料)

記事やテーマのお気に入り・学習履歴・フォローが使えます。

この記事について

PERSC編集部が、建築の制作に関わる知識を実務目線で整理しています。内容は公開・更新日時点の情報にもとづきます。誤りや古い情報にお気づきの場合はお問い合わせよりご連絡ください。

PERSC では、記事の次の段としてオンライン講座とプラグインを用意しています。