プロンプトの4つの要素|命令・文脈・入力・出力
- プロンプトの4つの要素って何?
- AIへの頼む文章には、何を書けばいいの?
- 生成AIのプロンプトの書き方の基本を知りたい
AIへの頼み方は、思いついたことを1文で書けば十分だと思うかもしれません。しかし、頼む文章を要素に分けて組み立てると、何が足りないかに気づきやすくなるのです。
この記事では、プロンプトの4つの要素と、建築の仕事での例を解説します。頼む前に、どの要素が足りないかを見る方法も分かります。
プロンプトの4つの要素は、命令・文脈・入力・出力です。
プロンプトとは

プロンプトとは、生成AIで、意図する答えを得るために入力する単語や文章です。文章で答えるAIのサービスの ChatGPT・Claude・Gemini に打ち込む質問や頼みも、プロンプトに当たります。
AIに入力する語の組み合わせや問いを工夫して、意図する答えを得る手法を、プロンプトエンジニアリングと言います。4つの要素は、その工夫で使う分け方の1つです。
プロンプトの4つの要素

プロンプトは、役割の違う要素に分けて考えられます。よく使われる分け方は、次の4つです。
- 命令
- 文脈
- 入力
- 出力
命令
命令は、AIにしてほしいことです。「要約して」「一覧にして」「直して」のように、作業そのものを言います。
文脈
文脈は、答えをよりよくするための追加の情報です。話題・目的・参考にする例などが当たります。
入力
要素の入力は、プロンプトのうち、AIに扱ってほしい対象の文章や質問です。
要約してほしい記録や、答えてほしい問いが当たります。「〜を教えて」のように作業を言う部分は命令で、教えてほしい対象の問いが入力です。
出力
要素の出力は、答えそのものではなく、答えの長さや形の指示です。「箇条書きで」「表で」「300字で」のように、答えの形を言います。
建築の仕事での4つの要素の例

4つの要素は、建築の仕事の頼み方にも当てはめられます。打合せで決まった仕上げの変更を一覧にまとめる頼みを、4つの要素に分けると、次の表のとおりです。
| 要素 | 頼む文章の例 |
|---|---|
| 命令 | 打合せの記録から、仕上げの変更を一覧にしてください |
| 文脈 | 施工者に渡す変更の一覧です。部屋ごとに確かめられるようにしたいです |
| 入力 | (打合せの記録の文章を貼り付ける) |
| 出力 | 部屋名・部位・変更前・変更後の4列の表で |
表は、仕上げの変更の頼みでの一例です。表のように要素ごとに書くと、どの要素が抜けているかを頼む前に見られます。
4つの要素を使うときに気をつけること

4つの要素は、頼む文章を組み立てる手がかりで、決まった型ではありません。気をつけることは、次の2つです。
- 全部の要素が要るわけではない
- 要素を埋めても答えは確かめる
全部の要素が要るわけではない
4つの要素は、いつも全部が要るわけではありません。どの要素が要るかを決めるのは、頼む作業の中身です。
たとえば短い質問なら、命令と入力だけで足りることもあるでしょう。出力を足すのは、答えの形を指定したいときです。
要素を埋めても答えは確かめる
4つの要素をそろえても、答えは元の資料で確かめます。生成AIは、いかにも事実のような誤った答えを返すことがあるためです。
頼む前に4つの要素がそろっているかを見よう

プロンプトの4つの要素は、頼む文章を役割ごとに分けたものです。4つの要素を、もう一度並べると次のとおりです。
- 命令
- 文脈
- 入力
- 出力
頼む前に、命令・文脈・入力・出力のうち要るものがそろっているかを見てみてください。
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